2019
02.27

人にやさしい社会。人にやさしいドライバーについて学ぼう。

こんにちは。TADASHIです。

突然ですが、「ユニバ―サル」という言葉を聞いて、どんなんことをイメージしますか?

耳慣れない方々には「テーマパーク」「映画会社」などがすぐに頭に浮かびそうですが、サービスを提供する会社やモノづくりの会社では「全ての人が使いやすい製品。やさしい商品やサービス」を指す時にこの言葉を用いることが多いようです。

モノづくりの業界では近年、「障害者や高齢者なども含め、だれにでも使いやすい形に設計する」考え方を「ユニバーサル・デザイン」と呼び、その考え方は「モノ」「商品」だけにとどまらず「社会環境」や「人に接すること」へも広がりを見せています。


「ユニバーサル」×「タクシー」×「ドライバー」

社会の交通機関のひとつとして発展してきたタクシー業界にも「ユニバーサル」な考え方が広がっています。ハード面では「ユニバーサル・デザイン」を意識したタクシー「ユニバーサル・デザイン(UD)タクシー」の登場です。ただし「人にやさしいタクシー」を目指すためにはソフト面の充実も欠かせません。

そこでタクシー乗務員の「接遇向上」を目的として、お客様との円滑なコミュニケーションスキル、高齢者の方や障害者の方への介助(車いすの取り扱い、乗降時の介助)方法等について学ぶ機会の必要性が生まれました。「ユニバーサル・ドライバー」(UDドライバー)の育成に向けた研修です。

また、タクシー乗務員の方だけでなく、「ユニバーサル・ドライバー研修」(UD研修)の推進と全国への普及・定着化を目指し、「ユニバーサル・ドライバー研修」の講師養成講座も開設され、実は私TADASHIも、昨年(2018年)東京で受講し、ユニバーサル・ドライバー研修の専任講師資格の資格取得し、恥ずかしながら社内講師として登壇しています。(まだまだ私も学びの途中です...)


人にやさしいドライバーについて学ぶ「UD研修」

福岡市でも「ユニバーサル・ドライバー」(UDドライバー)の育成に力を入れています。2019年2月14日(木)、福岡市タクシー協会主催で、ユニバーサル・ドライバー(UD)研修が実施されました。受講者は福岡市内で勤務のタクシー乗務員・運行管理者の48名。高砂・ハッピーグループからは6名受講しました。今回、私TADASHIは講師として参加しました。

ユニバーサル・ドライバー(UD)研修は1日7時間。

研修内容は「講義」、「映像」、「討論」、「実践」とし、専門家等による講義やグループディスカッションのほか、車いすを使用した接遇・介助の実習など多岐に渡っています。研修修了者には「修了証」を発行。我社のメンバーも無事「修了証」を手にしました。受講者みなさん長時間の研修、本当にお疲れさまでした。

今後のタクシー営業において、ユニバーサル社会とどのように関わっていかなければならないのか?「講義」、「映像」、「討論」、「実践」を通して学び合った時間でした。

「すべての人にやさしいドライバー」を目指すユニバーサル・ドライバー(UD)の世界は奥深く、受講後のサービスこそが本番です。我社のサービス向上はもちろん、タクシー業界の一員として、ユニバーサル・ドライバー研修の専任講師としてユニバーサル・ドライバー(UD)の育成と普及に今後も務めていきたいと思います。



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